自閉症の君との日々

少し前にNHKでやっていた、「自閉症の君との日々」をみた。

自閉症スペクトラム障害を持つ作家の東田直樹さんを追ったドキュメンタリー。

彼は小さいころから周囲の言葉に反応せず、5歳のときに自閉症だと診断されたが、書くという能力には非常に長けていて、小さいころから漢字を書き始め、7歳のときには文章をも書いていたという。

そんな彼が、13歳のときに出版した「自閉症の僕が跳びはねる理由」は、世界中で大ベストセラーとなり、30カ国以上で翻訳された。

わたしもその本を手に取ったことがあるが、その時の感想は、失礼ながらも、「自閉症の人の行動も、何か理由があってのことなんだ」と驚いた覚えがある。

そのくらい、わたしは自閉症という障がいに対して無知だったし、また、世間にも正しく理解がされていないことなんだと思った。

正直、この本を目にするまで、自閉症の子どもが何を考えているかなんてまったく想像もつかなかった。

泣きだすとなんで泣いているか分からないし、コミュニケーションがとれている感じもしないし、全然笑ってもくれない(ように見える)。

だけどこのドキュメンタリーをみて、表情や行動では分からないけれども(わたしは読み取れないけれども)、やはり自閉症の人たちだって、他の子たちと同じように、感情があり、思考があって、それをうまくコントロールできないだけなんだと知った。

そして、心ない人々の言葉や態度にも、とても傷ついていることを知った。

そんな彼は今では文章を書くという行為によって、数々の哲学的な言葉を生みだし、小説にも挑戦している。

きっと、得意だった「書く」という行為を続けることによって、その才能が開花したのだと思う。

わたしは彼のその才能を見いだして伸ばしてあげた彼の母親にも尊敬の念を抱いた。

そしてその母親のサポートのもと、出会っていく色々な人々に対して、とても優しい気持ちで、思いやりをもって接している彼の姿がとても素敵に思えた。


「人はどんな困難を抱えていても幸せを見つけ 生きることができる」

というのは、彼のドキュメンタリーでの最後の言葉。

わたしはそれを聞いて泣かずにはいられなかった。

きっと想像を絶するような経験をしてきた彼だからこそ、その言葉が、いろんな状況で戦っている、いろんな人の心に響くのだと思う。

彼の強さをわたしも見習いたい。






コメント

  • 2017/04/30 (Sun) 21:33

    このブログに目を通して数分後に、NHK Worldでこのドキュメンタリーが始まって、タイミングの良ささにびっくり。自閉症についてだけじゃなく、子育てや娘への対応の仕方も考えさせられた。

    Cocohro #- | URL | 編集
  • 2017/05/01 (Mon) 16:37
    Re: タイトルなし

    cocohroちゃん、すごい!
    アメリカでもこの番組が見れるんやね〜(゚o゚
    わたしは自閉症の子同士がさよならの挨拶に握手を交わすところで思わず泣きました。(笑)

    mizi #- | URL | 編集

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する